期日前投票で投票する方は意外と多いんです。
2023.6.30
6月議会では、選挙事務について質問しました。
みなさんは、全投票者の中で、期日前投票で投票する人が全体のどのくらいか知っていますか?
今年令和5年4月に行われた市川市議会議員選挙でみると、全投票者数150341人に対し、期日前投票は48330人と、初めて30%を超えました。実に3割の方が期日前投票で投票を済まされています。市川市は現在14カ所の期日前投票所を設置しており、これは県内最多ですので、利便性を考え、投票しやすい場所や時間帯を考慮して設置している成果だと思います。
さらに、投票データを細かく見ていくと、今年4月に行われた市川市議会議員選挙の投票率は、前回令和元年4月に行われた市川市議会議員選挙の投票率に比べて、約4%アップしました。投票人数にして、約20000人が前回よりも多く投票した計算になります。
さて、この約20000人の内、期日前投票で投票を済ませた方はどのくらいいると思いますか。何と約13000人です。今回と前回の期日前投票を利用した人を比較すると、前回より約13000人も増えているのです。
ということは、今回の市議会議員選挙は前回よりも投票率がアップし、人数にすると約約20000人の方が前回よりも多く投票した。増加した約20000人の内訳は、期日前投票が約13000人で、選挙日投票が約7000人ということになります。
投票に行くということは、一般的に、選挙活動期間終了後に立候補者の主張を比べて、投票日に一票を行使することを想定しており、だからこその期日前ですので、あまりに期日前に投票する方が多くなると、何のための選挙活動期間なのかという議論も湧いてくることでしょう。
しかし、期日前投票を利用する方がこれだけ増加しているということは、有権者のニーズに合っているのは間違いありません。
期日前投票を利用する人の、場所別、年代別のデータを分析し、期日前投票所を増設したり、さらに利便性の場所に移設したりして、投票率の低い若年層や、行徳地域の投票率向上に役立てることを要望しました。