6月の議会が終わり
2019.7.23
初めての議会も閉会となり、雑務を処理してほっと一息というところです。
初登庁した6月議会では、初めての一般質問を行いました。
「通学路の安心安全について」「児童虐待防止の推進について」「中国分スポーツ広場閉鎖について」の3点について質問したのですが、3点の質問とも、一部、子どもの目線に立ち、子どもの気持ちを考えた内容を取り入れて市に訴えました。
どのようなことかといいますと、例えば「通学路の安心安全」では、通学路で交通ルールを守り交差点で信号待ちをしている子を絶対に事故から守らなければいけないということを訴えました。
今年5月に滋賀県大津市で、交差点で信号待ちをしていた園児達に車が突っ込み、2名が死亡するという痛ましい事故がおこりました。園児たちは交通ルールを守り、車道から離れて信号待ちをしていたにも関わらず、車が突っ込んできてしまいました。
園児たちに非は全くありません。それなのに事故は起きてしまいました。現地を映像等で確認したところ交差点には車止めがありませんでした。
もし交差点に車止めがあり、車が進入してこられないようにしてあれば、この事故は防げたのではないかと考えるようになり、そう考えたら市川市の現状が心配になりました。
市内を調べてみると、所謂幹線道路等の交通量の多い交差点は、所々車止めの措置がなされていますが、申し訳程度の所も多いのがよく分かりました。また、幹線道路によって車止めの対応が全く異なるのに気づきました。
どういうことかというと、昨年開通した外環道路の一般道の交差点は、どの交差点も車止めの措置がなされ、場所によっては横断歩道の部分にも施されているのに対し、同じように近年開通したコルトンプラザから大野方面に抜ける道路の交差点は、申し訳程度の車止め措置しか施されていないこと、また、14号沿いの交差点は、JR市川駅前やJR本八幡駅前の交差点は強靭な対応が見られるのに、それ以外は脆弱であることがわかりました。
同じ市川市を通る道なのになぜこのような違いが出るのでしょう。
さらに調べてみると、同じように市川を通る道でも、国道、県道、市道に分かれており、整備する道路管理者も国、県、市に分かれることが分かりました。
外環道路の一般道の交差点は国道の交差点なので道路管理者である国が整備し、14号沿いの交差点は県道なので県が、コルトンプラザから大野方面に抜ける道路の交差点は市道なので市が整備するということです。
道によって整備する道路管理者が違う事が分かり、改めて市内の主だった交差点の状況を思い返してみると、申し訳程度にしか車止めの措置をしていない交差点は、殆どが市道の交差点であることがわかりました。
子ども達が通る「通学路」は国道、県道、市道の区別なく安心安全でなりません。「通学路」で交通ルールを守り交差点で信号待ちをしている子を絶対に事故から守らなければいけません。
これらの事を踏まえ、道路安全課に対して
①道路安全課の通学路パトロールの現状について
②大津市の事故を踏まえた、交差点等のガードレールの設置など道路環境整備の対応について
の2点について質問しました。
①については
・日頃から市川市通学路安全推進協議会による通学路合同点検により危険個所に対して安全対策を講じており、道路安全課も加わっている。
・日常的に通学路を含む、市内の道路のパトロールを行うとともに市民等から要望や指摘のあった個所について、現地調査を行うことにより、危険個所の把握に努め、必要な安全対策や補修を行っている。
②については
・大津市の事故を受け、幼稚園・保育園の園外保育の経路を先行して、交差点や歩道の防護柵などの安全施設の設置状況の現地調査を実施し、この調査の中には、通学路である個所も含まれている。
・順次、詳細な現場確認に基づき、ガードレールや車止めポールなどの安全施設の設置等、比較的交通量の多い交差点の安全対策を重点的に進める予定である。
との、答弁を得ました。
しかし、あくまでも幼稚園・保育園の園外保育の経路を先行して調べ、通学路も含まれているという答弁でしたので、通学路の交差点で心配な場所を3か所挙げて該当しているか再質問しました。
再答弁では、3か所は大津市の事故を受けて行った調査個所に含まれており、交通量の多い交差点と認識している。