市川FCドイツ遠征が新聞で紹介されました
2025.10.18
市川FCがドイツ遠征を開始したのは、今から31年前。1994年の夏。
日本がワールドカップ本大会に初出場するのが1998年のフランス大会ですから、その4年も前のことでした。
前年の1993年にJリーグが始まったとはいえ、まだワールドカップ本大会出場も果たしていないサッカー後進国の、一地方市の、公立小学生の選抜チームが海外に遠征するのは、当時としては極めて稀なことでした。しかも遠征先は前回1990年イタリア大会優勝国、ドイツです。
あれから三十年以上が経過し、今となってはJリーグの下部組織や地域のサッカークラブが海外に遠征するのは普通のことですし、有能な選手が海外のチームに移籍することは珍しくないことになり、海外のサッカーが身近に感じられるようになりましたが、その当時は、海外のサッカーは遠い世界でした。知人のサッカー関係者に「海外遠征?」「ドイツ?」と驚かれたのを覚えています。
当然、小学生の海外遠征など全く前例がなく、すべてが一から手作りでした。中心に事を進めたのは、当時市川市サッカー協会第四種委員会委員長だった故佐藤菊弥先生です。先生の類まれな企画力、交渉力、決断力無くしては実現しなかったと思います。
少年サッカーに熱い情熱を注がれた故佐藤菊弥先生が、市川市の少年サッカー残された功績は枚挙に暇がないのですが、このドイツ遠征はその中でも特筆すべき一つと思います。
今夏も29回目の遠征を行い、選手23名、指導者3名で行ってきました。なんと今年の遠征には、第1回に参加した選手のお子さんが参加してくれました。親子二代に渡っての市川FCドイツ遠征への参加です。佐藤先生がご存命でしたらどんなに喜ばれたことでしょう。
今回、市川FCドイツ遠征について、千葉日報社から取材を受け記事になりましたので、皆さんにお知らせいたします。ご一読いただけたら幸いです。
