交通安全対策 守るべきルールの「見える化」を!(令和4年 12月議会)
2022.12.25
交通安全対策のとしての目にせざるを得ない仕組み、守るべきルール等の「見える化」の推進を!
今までも、通学路の安心安全のため、根本的な改善ができていない箇所のうち、道路拡幅や交差点改良が必要な個所への暫定的な措置として、カラー舗装等の、運転者に対して危険個所としての注意を促すような市川市独自の「見える化」を図るように求めて参りました。
しかし、通学路に限らず、一般道もこの「見える化」の観点で整備すべき、との考えから市当局に要望しました。この場合の「見える化」とは目にせざるを得ない仕組みのことを指します。
市川市はこれまでにも、「まごころゾーン」「ゾーン30」「キッズゾーン」など、ある目的を持ったスペースの「見える化」には取り組んでおりますが、他市に比べると足りない状況にあると思わ
れます。
そこで、次の3点に整理し、「見える化」をお願いしました。
1点目は、ある目的を持ったスペースや区域の「見える化」です。
これは、ゾーン30 キッズゾーン まごころゾーンのような、市の施策にそったカラー舗装等です。
2つ目は、危険個所の「見える化」です。
これは、地域の要望や通学路の点検、市への情報などから危険個所の情報を得て、調査の上、実施している「見える化」です。
例えば、横断歩道が必要に思われるが設置が困難なため横断歩道の手前をカラー舗装化して、運転者に注意喚起を促したり、信号機の設置要望があるが諸事情により難しいため交差点の中央をカラー舗装化して注意を促したりするようなことです。
3つ目は、守るべきルールの「見える化」です。
これは自転車走行左側通行を促すピクトグラムのような「見える化」です。
自動車の一時停止箇所の停止線前のカラー舗装なども、一時停止という守るべきルールの「見える化」です。これにあたると思います。
このように整理してみると、市川市が他市に比べて足りないのは、3つ目の守るべきルールの「見える化」だということがわかりました。
この原因を考えてみますと、3つ目の見える化は、苦情や事故発生に等の外的な要因によって見える化を図るのではなく、自発的な内的動機を伴うため、と思われます。
ややもすると行政は、受け身であり、強い苦情や事件事故が起こって初めて改善、整備することになりがちです。そうではない、自発的な、守るべきルールの見える化を推進するべきです。まずは、自転車走行左側通行を促すピクトグラムの設置を強く要望しました。