防災体制について(中学校の避難所開設は?)
2024.6.30
市川市では、震度5弱の以上を観測すると、避難所となる市立小学校に緊急初動配備職員等が参集して避難所の開設準備に当たり、市の災害対策本部の判断により避難所を開設することになっています。そしてその後、被害や避難者数の状況により順次、市立中学校や公民館などを避難所として開設することになっています。
このように、市川市ではまず小学校が避難所として開設され、さらに必要な場合は中学校も避難所として開設することになっているのですが、多くの市民の方は「避難は学校」という意識が強く、小学校と中学校の区別はできていないように思います。中学校の近くにお住いの方は最初から中学校へ避難してしまう方もいるでしょう。一方、中学校の教職員は「避難所はまずは小学校」と認識していますから、想定外の避難者が押し寄せることも予想されます。
そこで3点について要望しました。
①中学校に避難所を開設する時期や手立てを、中学校に周知すること
②それをもとにした中学校における避難所開設訓練を実施すること
③「この地域に避難所は〇〇小学校へ」を多くの市民の方へ周知するためコンビニ等に掲示するなど、地域の協力を仰ぐこと
学校の教職員の使命は、児童生徒の生命を守ることです。
中学校にとって想定外の事態となり、この使命が疎かにならないためにも、周知の徹底、訓練の確実な実施を注視して参ります。